薬用植物園 (Aptekarskiy
sad-ogorod)
軍付属総合病院外科アカデミーの菜園はピョートル大帝によりモスクワ郊外の北部に造園された。軍隊用薬局や野戦病院に薬草の材料を提供する目的で作られたので「薬用菜園」という名がついた。変わった物が好きだったピョートル大帝は当初から変わった植物を集めていた。菜園は面積6ヘクタールで、薬草の畝の他に花の畝や温室、モスクワ最古の木、樹齢300年を超す柳の木とピョートル大帝の古い池と植木があったが、19世紀に外科アカデミーがなくなったため、11000ルーブルで売りに出された。
モスクワ大学は植物園の買い取りを希望していたがその大金が用意できなかった。 1805年に文部大臣がアレクサンダー1世にその旨を報告したところ、国有財産の教育基金から支払われることとなった。以来、モスクワ大学によって運営されている。
現在、モスクワ市街地の拡大に伴い、中心地に入ったプロスペクト・ミーラ大通り沿いにある薬用植物園は「 Ogorod アガロート(菜園)」というおしゃれなレストランを併設し、隣接するグルジア料理のテーマ・レストラン「コーカサスの虜」と並び、芸能人が良く来る人気のスポットとなっている。
所有する植物は3000種以上に及ぶ。温室では熱帯地域の木々なども育てられていて、樹齢150年から 200 年ほどのヤシの木もある。園内は
18 世紀初頭当時の雰囲気が残されている。無料で入場でき、開園時間は 10:00 〜 20:00 。