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モスクワの ローブナイェ・ミェースト(高台)
赤の広場を歩く人でこの場所の由来を説明できる人は多くない。死刑が実現されていた場所だと答えられる人がいるかどうかといったくらいである。歴史的な出来事の証人であるその高台は、実は昔最も尊敬される場所であった。赤の広場さえ以前は「赤の」広場ではなかった。誰もが知っている赤の広場は元々その高台から名を取ってローブナヤ広場という名称だった。ロシア正教の総主教はこの高台で礼拝を行っていた。ツァーの発令もこの台から告げられていた。又、ツァーは1年に 1 回のみこの高台で民衆の前に姿を現し、皇太子も 16 歳になって初めてここで国民や宮内に彼の姿を公表するという伝統もあった。ロマノフ王朝もここから始まった。
しかし、しばらく時間が経つとローブナイェ・ミェーストはその主要な役割を失い、老朽していった。 18 世紀の後半にようやく国の命令で天然白石を用いて復元された。そして現在までその形を保っている。近年はモスクワを訪れた旅行者達が再びこの地へ戻るために硬貨を投げ捨てる名所として大事な役割を果たしている。
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