デニース・ルパチョーフ (Denis Lupachev)
(マリインスキー劇場オーケストラのフルート・ソリスト)
とのインタビュー
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Q: 日本に対するあなたの印象は?
A: とても感じが良いです。私にとって、日本で人とのコミュニケーションから得られる感覚は他の国々でのものより感じが良いです。日本に住んでいたら印象は違っていたかもしれませんが、ちょっと立ち寄るつもりで来るのは好きです。私の妻は、逆に日本のオペラに関してあまり良い印象がなかったようです。しかし、私は来日前に日本人と交流する機会がありました。パリのアラン・マリオンの所で習っていた時代、多くの同級生が日本人でした。
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たとえば、とても才能のあるフルート奏者、瀬尾和紀。一般的に、日本のミュジーシャンのレベルはとても高いです。彼らはとても模倣がうまいし、すばやく掴み取っています。
そして、世界の一流の音楽教育機関で勉強する可能性を持っています。だからこそ多くの世界の音楽団で日本人が仕事しています。しかし、有名になった日本の音楽家達は日本から出たいと望んでいるみたいですね。多分、日本では、クラシックのミュジーシャンにとっては他の国ほどの待遇がされていないのでしょう。日本で一番有名なNHK交響楽団でさえ、現在はあまり良い時期を過ごしていないようです。 |
Q: 音楽家は長時間技術を研磨するべきなのでしょうか?あなたは毎日練習しているのですか?
A: 私は毎日仕事しているから、練習するほどのひまがありません!(笑)でも、まじめに言うなら、私は仕事の前に必ず40〜45分位、指や音のコントロール等の感覚を思い出すために指慣らしをします。仕事がない日は練習しています。練習で一番大切なのは、自覚をもって行うということです。5-6時間何も考えずに長時間練習するより、其々の楽譜を何の理で吹くか、はっきり理解しながら2-3時間だけ集中してやった方がいいと考えています。
Q: どうやったらあなたのように上手になれるのですか?
A: どういう意味で「上手」と言っているのでしょう?もし技術のことを言うなら、指が流暢に動かせるようにする為にはタッファネルとゴーベールの練習曲があります。音のコントロールの為には、フィリップ・ベルノルドの練習曲があります。
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あの有名な17番を毎日吹けば、約半年で技術を身につけることも問題ないでしょう。ですが、音楽作品を解釈出来るようになる為に「音楽の分析」というものが必要です。作品の中には必ずフレーズ(楽句)があり、そのフレーズごとの流れがある。そのフレーズの最初の音を吹き始めたら、そのフレーズがどう終わるのかを想像しなければなりません。
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Q: 幼い頃にはどういった音楽を聴いていたのでしょうか?ジャンルは?
A: 私の両親はプロの音楽家でした。家に帰ってくると何の音楽も聴きたくないというミュジーシャンはよくいますが、我が家の場合、両親はクラシックレコードの大収集家でした。私は音楽をジャンルで分けて考えていません。ジャンルに関係なく良い音楽を聴くことが好きです。
東京、2006年2月1日
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